平屋は老後に優しい!
住宅購入時は多くの人が健康体で、日常生活にも不自由の無い状態がほとんどですが、一生の買い物として住宅購入を検討する際には、きちんと老後の生活について見通しを立てておく必要があります。
老後の体力低下および足腰の筋力が衰えは多くの人にとって共通の課題であり、2階建て住宅に設置されている階段は、日常生活において大きな障害となる可能性があります。また、空間にゆとりのないハウスメーカーなどの2階立て建売り住宅では、できるだけ階段をコンパクトにおさめることで他のスペースを確保するため、階段の幅がとても狭く、将来介護者の付き添いのもと上り下りすることを想定すると、不便が生じてしまいます。また、車椅子の生活を余儀なくされた場合、2階建て住宅の場合はエレベーターの設置を検討することになりますが、スペースの問題や建設コストなどでなかなか折り合いがつかないことが多く、なかなか現実的ではありません。このような点で、2階立て住宅を一生に渡って住みこなすことは、通常考えられているほど容易なことではなく、将来的に背負うことになる身体的負担を軽減するためにも、平屋建ての住宅を購入することは、とても合理的なアイディアであると言えます。
平屋の住宅は、空間的な広がりが感じられることで実際の面積よりも広く感じられ、若いうちであっても階段の上り下りが無くなるというだけで家事などの負担も軽減することができ、現在から将来に渡ってゆとりのあるライフスタイルを実現することにつながります。